ネット上での人間関係のトラブル。ネットいじめ。
どうしても起きてしまいます。
2022年の文部科学省の調査だと、ネットいじめの件数は2万3000件を超えています。
中学校では全体の10.2%を占めているから、もう小さな問題ではなくなってきています。
ネットいじめに立ち向かうためには、日頃から、「困ったときは相談しよう。」と子どもに声をかけておくことが大事です。
それと合わせて、「どのように助けを求めたら良いか」、「どこに助けを求めたらいいか」を知ってくことが大事です。
今日は、もしネット上でいじめられた時の相談の仕方について、記事にします。
小さくてもいじめはいじめ
まず大前提として、どんな小さなことでもいじめはいじめです。
グループはずし、些細な傷つく一言。どんな小さなことでもやってはいけないのです。
深刻ではないから、一人で解決しようと思うかもしれない、ネット上の問題だし、リアルな生活と関係ないと考えると、事の重大さを現実的に感じられないかもしれません。
でもイライラしたり、不安になったりしたら、リアルに影響が出ているわけで問題大有りです。
そんなことになったら、とにかく周りに助けを求めよう。相談をしましょう。
いじめられたら誰に相談する?
信頼できる人に話を持っていきましょう。
知っている人が一番だけれど、もしうまく相談できないと思ったら、公的な相談窓口もあります。
いまから代表的な相談相手を紹介します。
友達
もし今、ネットいじめにあっているなら、友達に話してみよう。
きっと、相談に乗って力になってくれるはずです。
親などの保護者
話を聞いたり、困っている問題を解決する手助けをしてくれたりする一番心強い味方。
ネット上の話し相手が信頼できる人かどうか、ネットの使い方は正しいか、客観的にアドバイスをしてくれるよ。
電話やネット上の相談窓口
個人的なことを打ち明けるのは勇気がいるかもしれない。
安心して話せる大人が周りにいないと思うかもしれないけれど、誰かに相談したほうがモヤモヤは晴れることは確かです。
そんなときは、匿名で相談できる相談窓口があります。
ここは、文部科学省(政府の機関・学校の管理をしているう)が運営してる相談窓口です。
ここに相談をしてみるのも一つの手です。
スクールカウンセラーや医師
気持ちが落ち込んで苦しいときは、保護者や先生に頼んでもらって、学校のカウンセラーや病院の予約をとってもらおう。
まずは、自分がいじめに対抗するだけの体力を取り戻すことが大切だよ。
話すだけで楽になるし、もしどうしても秘密にしてほしいと思ったら、カウンセラーさんやお医者さんは必ず秘密を守ってくれます。
SNSの報告ページ
SNSのウェブサイトは、たいていヘルプページがある。
問題を報告したいときや、投稿・写真の削除を頼めることもできる。
ここを活用すると、SNSの運営が強力な味方になってくれる。
具体的な解決策と精神的なサポートを受けることが大事
いじめがエスカレートしてくると、心に余裕がなくなって、どんどんいじめの解決に向けて動けなくなってしまいます。
悩みに対する具体的な解決策を提案するよりも、精神面でサポートが得意な人もいます。
お家の方や、スクールカウンセラーやはネットやSNSについて詳しくないかもしれないけれど、今の悩みを引き出して、心の支えになってくれます。
問題が深刻なら、警察に相談するなど、次へのステップに向けて一緒に対応をしてくれるから、どんどん頼っていこう。
もしネットやSNS上の具体的アドンバイスが欲しかったら、コンピューターに詳しい先生や先輩に聞いてみるのもいいですよ。
話せば気持ちはきっと上向きに
ネットいじめはどんなものでも許してはいけない。
被害に遭った人は、孤独感や恐怖、時には恥ずかしい思いをしたと思う。
それは被害に遭えば感じて当たり前の気持ち。それでも自分の感情を思い切って周りに話してみよう。
話してみればきっと事態が動き出します。ずっと同じ気持ちや状態が続くことはありません。
長い目で考えれば、きっとうまく収まるから、前向きに相談してみることが大切です。
最後に
自分も、中学校のときに、ネットを介したいじめを受けました。
そのことを黙っていて、1年半ほど、先生が気づくまで、誰にも言えないでいました。
1回、担任の先生には言ったけれど、軽い指導で、さらにいじめが酷くなってしまったのです。
でも、その時にもう1回相談すればよかったというのも今では思います。
いじめはダメなことと大人は誰もが知っています。
困ったらとにかく相談する。ダメでも他の先生に相談する。
何度も相談することで、きっと良い方向に向かいます。
私も、力になれるかもしれません。困ったら、コメントをくださいね。
スマホの危険性について、こちらでも紹介しています。折に触れて、確認をしていきましょう。
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