みなさんのまわりにもいないでしょうか?
習い事や、塾。
子どもが「入りたい!」といって入ったのに、
飽きてやる気がなくなってしまっている子。
すぐに何でも「嫌だ―、やめたいー」という子。
何でも子どもの言う通り受け入れていたらダメな気がして、
「がんばれ!」
「自分でやるっていったじゃないか。」
と励ましたり、つっぱねたりします。
「やめていいよ、休んでいいと」と言って一度許すとやめ癖が子どもにつく気もします。
どんな声掛けがよいのでしょうか?
どんな心情から子どもは嫌がるのでしょうか?
子どもへの声のかけ方を一緒に勉強しましょう。
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嫌なことをがんばらせ続けると…
子どもはあまのじゃくです。
「せっかく始めたんだから、もう少し続けなさい!」
と言うと逆の効果が作用してしまうことがあります。
つまり、親が続けさせようとすればするほど、「やめたい」という気持ちが益々募っていってしまいます。
どんな声掛けがいいの?
子どものやめたいには2種類あります。
未練が残っている場合と、全く未練が残っていない場合です。
未練が残っている場合でも、2つほど理由が考えられます。
嫌だと口だけで言っている場合と、停滞期に入って嫌になっている場合です。
嫌だと口だけで言っている場合
「そんなに行きたくないなら、やめてもいいよ。」
と声をかけます。
先ほども書いたように、子どもは親が言ったこととは逆の方向に心が進むことがよくあります。
だから続けてもらいたいという親の心があるならば、子どもが「やめたい」言うことを認めてしまいましょう。
さらに「いつやめる?」「今すぐでもいいよ。」と、実際にやめる手続きに入ります。
すると子どもは簡単にやめることが認められたので、驚き、考えます。
子どもはきっと
「今すぐでなくてもいい」
と言ってくるでしょう。
そしてしばらく通っているうちに、習慣化され、続ける気持ちが出てきます。
停滞期に入って少し嫌になっている場合(2023.09.14追記)
また、嫌という気持ちは、成長や達成感が子ども自身が味わえていないからということも考えられます。
いわゆる停滞期というものです。
1,2か月で達成できるような小さな目標を設定し、少しずつできたを感じられるようにするのはどうでしょうか?
そして達成できたら、一緒にアイスを食べるなど、ちょっとした楽しみがあると良いかもしれません。
停滞期を乗り越えたというのも一つの成長のきっかけです。
上手く子どもの成長につなげていきたいですね。
本当にやめたいと思っている場合
数週間行きたくない状態が続く場合は、すでに心が離れている状態にあります。
その場合は、やめる選択をとります。
子どもはストレスがなくなるので、また伸び伸びと過ごすことができるようになります。
ただ習い事だったら、習い事をやめるで済みますが、学校だとそうはいきません。
そんなときはどんな声掛けがいるのでしょうか?
やらなければならないことを嫌がる場合(不登校など)
やらなければならないこと(学校など)の場合、おいそれと学校行かなくていいよとは言えません。
その場合は、きっちり子どものストレスに感じていることを聴き取ることから始めます。
友人関係、勉強への遅れ、自分の体調。
いろんな原因が考えられます。
保護者がしっかり聞いて受け止めることが大切です。
また、学校のスクールカウンセラーなど第三者の方に悩みも聞いてもらうことも有効です。
複数で聞くことにより、問題に対応することができるようになります。
聞き取ったら実際にどうするとよいか、子どもはどうしてほしいかを学校と相談をして決めましょう。
負担になっている面を取り除いてもらったり、軽減してもらえると思います。
まずは、悩むことなく、学校に行ける環境を整えてあげることが大切です。
そこから、少しずつ戻していきましょう。
まとめ
- 未練がある場合は、あえて「やめていいよ」と言ってみましょう
- 継続的に嫌が続く場合は「やめる」ということも必要です。
- 学校などの場合は、子どもの困り感をしっかり受け取り、よく相談して、ストレスになっている部分をまず取り除くようにしていきましょう。
ただ、不登校の回復には長くかかります。
長期的な目で少しずつ変わっていけるといいですね。
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