小学校1年生。入学してしばらくすると、勉強が本格化してきます。
そうなると出てくるのは宿題。よく聞くのが「うちの子、なかなか宿題に取り掛からなくて・・・。」
かくいうウチの家も、どれだけ声をかけても、娘は「すぐできるからー」と言って一向にやらず、寝る時間前に「しまったー。」と急いでやるなんてことをしていました。
なんとか変えられないかなと考えて、環境と声かけを変えてみました。
そうしたら、親も娘もイライラせずに宿題をできるようになってきました。
今日は、そんなコツをお伝えします。
勉強の準備の声かけ:自分で勉強する時間を決めよう

決まった時間に机に向かうことは、子どもの学習習慣を作りやすくします。
まずは、毎日の「勉強時間」を決めましょう。その際、いちばん大切なコツは「お子さんと相談して決めること」です。
子どもは「自分で決めた」という気持ちを持つと、驚くほど約束を守りやすくなります。ただ、小学1年生だと「6時になったらやろう」と言っても、まだ時計が十分に読めないため、自分だけでは決められません。
「学校から帰ってきたらすぐやる?それとも、晩ご飯の前にする?」
このように選択肢を出してあげながら、最終的にはお子さん自身が決定できるように話し合ってみてください。 そして、お子さんが時間を決めたら、「勉強しやすいいい時間を見つけたね!」と大枠で褒めてあげましょう。これだけで、約束を守ろうとする意識がさらに高まります。
💡 ワンポイントアドバイス 時間を決めるときは、「先に宿題を終わらせたら、後から心置きなくたっぷり遊べるね」「遊んだ後は眠くなっちゃうかも?」など、考えるヒントを添えてあげると、子どもが自分で選びやすくなります。
勉強中の声かけ:結果ではなく「取り組んでいる様子」に注目

初めての小学校生活。子どもたちは、まだ慣れない環境で毎日ヘトヘトになって帰ってきます。 そんな中、家で机に向かって勉強を始めようとするだけで、本当に立派なことです。その姿を見かけたら、まずは「自分から始められて、すごいね!」と、行動そのものを褒めてあげましょう。
また、1年生の集中力で、一人で最後までやり切るのは大変です。少しでも取り組めている瞬間があれば、すかさず「いいね!」「頑張ってるね!」とエールを送りましょう。
さらに、具体的な様子に注目するのも効果的です。
- 「姿勢がピシッとしていて格好いいね」
- 「問題をしっかり読めているね」
- 「ていねいに文字を書いているね」
- 「ものすごく真剣な表情だね」
このように「今、取り組んでいる姿」を言葉にして認めることで、子どもの集中力は少しずつ、確実に伸びていきます。
💡 ワンポイントアドバイス 「マスのなかに綺麗に収まったね」「この字はゆっくり書いたから、すごく読みやすい!」など、良かったところをピンポイントで具体的に褒めてみてください。褒められるなかで、子どもは「ていねいに書く」という正しい勉強のやり方を自然と身につけていきます。
「夕飯の準備で、ずっと横についていられない」という時もありますよね。そんな時は、時々チラッと覗き込んで、「お、もう2問目?進んでるね!」「ずっと集中してて格好いいな」と声をかけるだけで十分です。「親が見守ってくれている」という安心感が、子どもの力になります。
まるつけする時の声掛け:「やって良かった」と思える褒め言葉を!

我が家の場合、ひらがなの練習が始まったとき、担任の先生から「お家でもたくさん褒めてあげてください」とメッセージがありました。
丸付けのときは、無言でペンを動かすのではなく、「まる!」「お、大正解!」とぜひ声に出してみてください。それだけで、子どもは認められた嬉しさでいっぱいになります。
すべて終わったら、「今日もバッチリできたね!」「最後まで頑張った!」と、ハイタッチして一緒に盛り上がるのもおすすめです。
1年生のスタート時期は、「毎日机に向かうこと」それ自体が100点満点のゴールです。答えが合っているかどうかよりも、「今日も勉強ができた」というプロセスを100%認めてあげましょう。この満足感が、「明日もまた頑張ろう!」という次のモチベーションを生み出します。
💡 ワンポイントアドバイス 間違いをストレートに指摘されると、プライドが傷ついて嫌がってしまうこともあります。そんな時は「惜しい!ここをこうすると、もっと良くなりそうだよ」とやんわり伝えて、自分で気づけるように促してみましょう。
最初から「×」はつけず、やり直しができたら「大きなハナマル」をつけて大激賞!「自分でできた!」という達成感を持たせることが大切です。
最近は、放課後児童クラブ(学童)などで宿題を済ませてくる子も多いですよね。それでも、親からの褒め言葉は子どもにとって特別なもの。帰宅後に「今日どんなことやったの?」とノートを一緒に見ながら、「こんな難しい問題が解けたの?すごい!」「この字、めちゃくちゃ綺麗に書けてるね」と、ぜひ言葉をかけてあげてください。
困った時のワンポイントアドバイス

1. 約束した時間になっても勉強を始めない時
遊びに夢中で、ついつい時間を忘れてしまうのは子どもの日常茶飯事。我が家の娘も、放っておくといつまでも外で遊んでいます(笑)。 ここで「早くしなさい!」と叱っても、お互い嫌な気持ちになるだけ。まずは「あれ?勉強する時間は何時だったっけ?」とクイズのように優しく声をかけてみましょう。
子どもが動き出したら、たとえ親が声をかけた後だとしても、まるで自分から気づいて始めたかのように「お、自分で気づいて動けたね!素晴らしい!」と褒めるのがコツです。これが子どもの自信になります。
ついつい「いつまで遊んでるの!」と言いたくなりますが、親が少し早めに、心の余裕を持って先回りして声をかけてあげることも大切です。
2. 途中で勉強に飽きて手が止まってしまった時
1年生が集中できる時間は本当に短いものです。もし手が止まっていたら、「今日は何個丸がつくかな?お母さん(お父さん)、丸付けするの楽しみだな〜」と、親側がワクワクしている姿を見せてみましょう。
また、そこまでに解き終わった部分を見て、「ここまではバッチリ合ってるよ!」「これもOK!」と小まめに認めてあげることで、次へ進むエネルギーが湧いてきます。
1年生の序盤は、算数の短い文章題を読むだけでも一苦労です(国語の長文ならなおさら)。もし疲れている様子なら、「じゃあ、この1問をお母さんが読んだら、次は自分で読んでみようか!」と、ゲーム感覚で交互に巻き込んであげると、最後まで頑張りやすくなります。
3. 字が雑だったり、答えが間違っている時
誰だって「やり直し」はテンションが下がるものです。しかも1年生にとって、「消しゴムできれいに消す」という作業自体、実はかなり指先の力を使う難しいことだったりします。
そのため、雑な字や間違いは、無理に消しゴムで消さなくてOKです。 親がすぐ横に新しい枠をサッと描いてあげて、「ここに新しく書いてみようか」と促してあげてください。上手に書けたら「さっきの字より、だんぜん格好よくなったね!」と大げさに褒めてあげましょう。
仕上げに「ここを直したら、文句なしの100点満点だね!」と笑顔でもう一声かけてあげるのがおすすめです。
4. 姿勢や鉛筆の持ち方が悪い時
姿勢や持ち方は、うるさく指摘しすぎるとせっかくのやる気が一気にダウンしてしまいます。
これらは、「勉強を始める前」に確認しておくことが最大のコツです。 「どんな姿勢だとカッコよかったかな?」「鉛筆の持ち方、1回変身してみようか」と、始める前に一度だけ声をかけて、あとは温かく見守ります。「姿勢が良いと格好いい字が書けるから、先生もママも、ノートが見やすくて嬉しいな!」と、子どもにとってのメリットを伝えるのも効果的です。 (※どうしても難しい場合は、握り方をサポートする市販の矯正グッズに頼るのも手です。自然と正しい持ち方が身につきますよ!)
ちなみに、学校の書写の教科書の最初には、良い姿勢のコツとして「足を床にペタ、腰をピン、お腹と机の間はグーひとつ分」ということが写真付きで載っています。 これを合言葉にして、我が家では「ペタ、ピン、ぐー!」とテンポよく声をかけて、ゲーム感覚で姿勢を意識させています。
最後に

「勉強して、親にたくさん褒められた!」 この経験の積み重ねが、子どもの中に「勉強=楽しいもの・誇らしいもの」という最高のイメージを形作っていきます。 これを繰り返していくことで、少しずつ、自分から進んで机に向かうようになっていきます。
……と、偉そうに書いてしまいましたが、実は我が家も、ようやく少しずつ習慣化してきたところです(笑)。
ここからどれだけ子どもの「小さな成長」を見つけ、褒めてあげられるか。それこそが、これからの成長を大きく左右するターニングポイントだと信じて、日々試行錯誤しています。
まずはこの1年間、お子さんの素敵なところをたくさん見つけて、言葉にして届けてあげましょう。親子の笑顔の中で、勉強が大好きな心を一緒に育てていけたら嬉しいです。

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