以前の記事では、読書について「いろんな〇〇をしなければならない」を捨てようという話をしました。
その続きで、今回は「まとまった時間で読書をする必要はない」という話をします。
「読書をする時間がない」という思い込みは間違い
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「読書をする時間がない!」という声をよく聞きます。
うちの奥さんも、本を私の本棚から持ってはいくのですが読んでいる気配がありません。
それとなく聞いてみると「忙しいから!」というのです。
その気持ちはわからないわけではありません。奥様もフルタイムで仕事をしていて、家に帰って深夜まで仕事をしていることがあります。
そんな中で本を読もうという気持ちがあるだけすごいと思います。
ただ、なかなか本をゆったり読むということは難しいですよね。
しかし、そうではないのです。時間はなくても読書はできます。
「まとまって読書をしなければならない」という固定観念を捨てましょう。
「短く、確実に」1日のどこかに読書を組み込む
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読書する時間を決める
大切なのは、1日の10分でいいから読書を読む時間を組み込むことです。
大袈裟に考える必要はありません。
読書は、気構えてやるものではありません。あ、ここならできるという10分を毎日の読書タイムに帰ればいいのです。
例えば、「会社での昼休憩。お弁当を食べて、歯を磨いて、その後の10分。」
例えば、「電車のホームで電車を待つ10分」
例えば、「寝る前、ベットに横になって10分」
それくらいのスキマ時間はあるのではないでしょうか?
一番読書の時間に変えやすいのは、なんとなくスマホを触ってしまっている10分です。
スマホではなく、本を取るようにすることで、読書の時間に変えることができます。
歯を磨く、お風呂に入る、スマホを触るなどの日常の中に、読書という活動を入れるようにしましょう。
そう考えれば、それほど難しいことはないはずです。
それでも、スマホを触ってしまうというのでしたら、スマホを減らすいい方法があります。
スマホを使っている時間を記録を取ることです。そうすれば、どこを削るべきかわかります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「何もしていない時間」を見つけよう
現代人は、忙しい、忙しいといいます。
もちろん忙しいと思います。
けれど、本当に時間が全くないのでしょうか?何もしていない時間が全くないのでしょうか?
- 朝目覚めてから起きるまでの数分間
- 出かける前のなんとなくぼーっとしている数分間
- 通勤電車内の数分〜数十分
- 帰宅後にぼーっと見ているテレビの数十分
- お風呂の中での時間
- 何となく触っているスマホの時間
何となくルーティンで無駄にしてしまっている時間が本当にないと言えますか?
そこを読書に充てることで、30分の読書時間を生み出せるはずです。
1日を振り返って、または、「暇な時間はないか?」と思いながら1日を過ごしてみて、無駄な時間がないか探してみましょう。
そこで、まとめて読書をする時間が見つけられるはずです。
「次回へ続く!」で、スキマ時間読書を継続させる
さて、さらに読書を習慣にするために、「10分」スキマ時間で読書をしましょう。
10分と時間を設定するには理由があります。
あらかじめ時間を決めておくと、もう少し読みたいなというところで時間が来てしまいます。
ついつい読んでしまいたくなるのですが、「次回へ続く!」と心の中で思って読書を中断することで、続きが気になったまま、その時間の読書が終わります。
そうすれば、続きが読みたくなっているので、次の読書もすんなり始められるようになるのです。
読書のために1時間を割くのは決して楽なことではありません。
でも、10分のスキマ時間読書なら苦にならないはずです。
10分読書を6回行えば1時間。
15分読書を4回行えば1時間。
20分読書を3回行えば1時間読書をしたことになります。
スキマ時間で読書をしていくことで、読書は必ず習慣化することができます。
また、1時間読書をするより、スキマ時間で読書をした方が、集中力も上がり、効率も上がります。
本当かなと思ったら、こちらに詳しく書きましたので、併せてご覧ください。キーワードは「分散学習」です。
先ほどの「何もしていない時間」と「スキマ時間」の読書で1日2時間も読書をする時間を作れるはずです。
そうすれば3日で1冊を読むことは可能になって来るのではないでしょうか?
最後に
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今回は「ゆったりと読書をする必要」はないとお伝えしました。
そのために3つのポイントをお伝えしました。
- 読書をする時間を決めて組み込もう
- 「ぼーっとしている」時間を探そう
- 10分スキマ読書で、ドキドキしながら本を読んでいこう
時間を見つける、次が読みたくなる仕掛けを作ることで、読書が習慣化されればと思っています。
書物の新しいページを1ページ、1ページ読むごとに、私はより豊かに、より強く、より高くなっていく。
ー アントン・チェーホフ(ロシアの劇作家、小説家/1860-1904)
読書は、1ページ1ページの積み重ねなのです。
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