自分も小さいころ、よく親や先生に「もっと丁寧に字を書きなさいよ」と言われたものです。
それでも直さなかったので(直す気もさらさらなかったですが)中学校1年生のときのテストでに、正解だったのに、字が雑すぎて「読めない!」とバツにされたのは良き思い出です。
自分は教員になって、黒板に文字を書くことは必須となりました。
教員になってから、漢字ノートに平仮名の書き方を練習もしました。
自分も含め、字はきれいにとは言いませんが、丁寧に書けばいいのに、なんで書かないんでしょうか?
その原因を探りつつ、子どもへの声掛けの方法を考えてみましょう。
なんで字を丁寧に書かないの?

子どもはなぜ字を丁寧に書かないのでしょうか?
次のような原因が考えられます。
- 早く終わらせて遊びたい
- 丁寧に書くのが面倒
- きれいに書く必要性を感じていない
- 頭で考えていることをノートに書こうとすると追いつかない
なんてことが考えられます。
しかし、焦りや叱責が先立ってしまうと、子どもの自信を奪い、字を書くこと自体が嫌になってしまいます。
子どもをサポートするポイント

①正しい持ち方や姿勢、書き順を丁寧に教えよう
正しい鉛筆の持ち方や姿勢、書き順などの基本を丁寧に教えましょう。
もし、不安な方は、「小学校の書写」の教科書に必ず、鉛筆の持ち方や、姿勢のポイントが写真付きで載っています。
トンボ鉛筆のHPにも、鉛筆の持ち方が紹介されています。これらを参考にしましょう。

そして、書いているときは傍で見守り、少しでもいいところを見つけ「この線が真っ直ぐだね」「バランスが良くなったね」と進歩を見のがさずに言葉で伝えてあげましょう。
具体的に褒めることで、やる気を更に引き出すことができます。
そして「ゆっくりでいいよ」と声をかけ、焦らせないようにしましょう。
もし、教えていて感情的になってしまうなら、習字教室などの習い事に通うのも一つです。
また、いま鉛筆の持ち方を矯正する文房具や、持ちやすい鉛筆も販売されています。こちらの記事を御覧ください。
②ご褒美の与え方
ご褒美の与え方にも人工夫加えましょう。
「宿題が終わったらゲーム」という方法では、子どもは「早く終わらせること」が目的になり、丁寧に書くことはありません。
そこで、(きれいではなく)丁寧にかけたこと自体を褒めて、時間をかけることの大切さを伝えていきましょう。
宿題と遊びの時間を分けて、時間に余裕をもって取り組めるように工夫することも有効です。
ご褒美に関しては、以下の記事でも言及しています。合わせてご覧ください。
最後に

一度身についたクセを直すには時間がかかります。(私がそうでした)
さらに上達をするには根気が必要です。
そのために、早いウチから積極的に声をかけたり、場合によって書き方教室になど外部の環境を活用してきれいに書く習慣付けが大切になってきます。
また、字が綺麗にかけることが楽しくなれば、小学校の「漢字の勉強」にもつながるかもしれません。
タブレットを使ったこんなサービスもあるみたいです。
準備中
字が綺麗だと子どもも自信が持てるので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

参考HP

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