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【読書 レビュー パラレルキャリア プロボノ】地方図書館の取り組みと地方創生ー「図書館のゆるゆる人生質問箱 – 中高生の悩み、質問、雑談に、図書館職員がお応えします!」(北海道斜里町立図書館)を読んでー

読書

今日は、図書館でブラブラしていて、つい借りてしまった本を紹介します。

北海道の斜里町の図書館で行っている活動が本になりました。

斜里町の図書館では、中高生の図書館の利用率が低いことを問題視していました。

その解決の策として、中高生向けの掲示板を作りました。

掲示板に投稿すると、司書の方が、さまざまな答えを返してくれます。

この活動が、新聞で取り上げられ、そして、書籍にまでなりました。

今、地方創生とか、地域の関係人口を増やそうという取り組みが大事にされています。

ただ、街の外に目が向くあまり、今住んでいる人との交流に目を向けたことって少ない気がするんです。(もちろんやっていますが、メディアには取り上げられにくい気がします)

斜里町の図書館にこの活動の特色は何なんでしょうか?

北海道斜里町ってどんなところ?

北海道のオホーツク海に面した斜里町(しゃりちょう)は、世界自然遺産「知床」を有するまちとして全国的に知られています。

手つかずの自然と、地元ならではの食や文化が息づく、まさに「北海道らしさ」を体感できるスポットです。

世界自然遺産・知床の玄関口

斜里町といえば、まず外せないのが知床半島

2005年にユネスコ世界自然遺産に登録され、野生のヒグマやエゾシカ、流氷が運ぶ栄養によって育まれる豊かな生態系が魅力です。

斜里町のウトロ地区からは、知床五湖や知床峠、クルーズ船による海上観光など、知床観光の拠点として多彩なアクティビティを楽しめます。

流氷とともに生きるまち

冬になると、オホーツク海に流氷が押し寄せます。

斜里町は本州から最も近く流氷が見られる地域のひとつ。流氷ウォークや流氷クルーズといった冬ならではの体験が可能です。

氷の下に広がる海の生態系は、世界でも珍しい自然現象といえます。

農業と漁業が支える豊かな食文化

斜里町は農業と漁業のまちでもあります。ジャガイモや小麦、てん菜(ビート)など北海道らしい作物が広大な畑で育てられています。

また、オホーツク海で獲れる鮭やホタテ、カニは絶品。秋にはサケ漁が始まり、町中で新鮮な魚を味わえるのも斜里の魅力です。

歴史と文化にも触れられる

斜里町には古くから人が暮らし、その痕跡は町内の遺跡や資料館で見ることができます。

特に斜里町立知床博物館では、知床の自然と人々の暮らしの歴史を学ぶことができ、観光だけでなく知的な楽しみも広がります。

斜里町立図書館での取り組み

斜里町立図書館でが、中高生の図書館利用を増やそうと、掲示板で中高生の交流の場を作りました。

そこでは、多感な中高生のお悩みを掲示板に載せつつ、コミカルに、図書館司書の方がコメントを返していきます。

これを読んで思い出したのが、「生協の白石さん」

2005年にベストセラーになりました。

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こちらは大学の生協の白石さんが、生協の意見箱に入れられた意見に対して、真面目に答えつつ、時にはウィットに富んだジョークを入れて返している様子が書籍化されました。

当時、私もこの本を読んで、こんな面白い人がいるんだなと感じました。

さて、翻って斜里町立図書館。

こちらは、中高生の悩みを正面に受けつつ、少しでも斜里町の中高生を盛り上げたい。

また、将来斜里町の図書館に戻ってきてほしい。

そんな思いを持ちながら、返事を書いている司書の方の姿がありありと目に浮かびました。

生協の白石さんとはまた違った、コンセプトです。

地元を盛り上げたいという司書さんの思いが透けて見えるようでした。

こんなあったかい司書さんのいる図書館はとてもすばらしいと思いました。

最後に

私の仕事をしている学校もいわゆる僻地と呼ばれるところです。

2060年には人口は1000人ほどになるだろうと言われています。

どうしても、この地域で働くとなると公務員か土木関係の仕事しかなく、若者の流出は避けることのできないことだと思っています。

その中で学校として取り組んでいることは、また帰ってきたいと思える町であること。

外に出ても、地元はよかったなと思えるような町であること。

お盆や正月には帰省をしたくなる町であることを目指して日々教育活動を展開しています。

そんな町になるにはどうすればいいか。

学校としても役場や地域の方と連携をとりながら一緒に考えています。

もし、今教えている子供達にそんな大人の思いが響いたら嬉しいなと感じています。

今回、「図書館のゆるゆる人生質問箱 – 中高生の悩み、質問、雑談に、図書館職員がお応えします!」を読んで、そんなことを改めて感じました。

スーさん
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自分も地域を元気にする活動ができたらいいなと思っています。

もちろん、自分の仕事を活かしつつ、地域貢献できればいいのですが、なかなか本業と掛け合わせてと思うと、思ったようにできない場合もあります。

そこで、注目しているのがパラレルワーク、プロボノという考え方です。

ぜひ、以下のリンクも合わせてご覧ください。

参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

地方創生総合サイト
地方創生の総合サイトです。地方創生を推進するための多様な支援と「切れ目」のない施策に関する情報を掲載。

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