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【キャリア教育 職業 仕事 帯学習】自分が将来なりたい仕事を考えよう。3つの観点で考えよう -「ジェイソン流お金の稼ぎ方」(厚切りジェイソン)を読んで 「超実践的幸福論」を聞いて-

教育

学校ではキャリア教育の充実が求められています。

将来の職業を決める視点について、自分のやりたいことから考えたり、職業適性検査を使って考えたりすることが多いです。

「たくさん稼ぎたい」という理由だけで職業を選ぶと、先生に渋い顔をされることがよくあります。

まぁわからなくもないのです。そういうふうに「お金を稼ぎたい」という理由を書く子は「プロ野球選手」とか「有名ユーチューバー」とか、本当にひとつまみの人間しかなれない職業を書くのです。

現実味がないですよね。

先生も、本当になれるのかよ・・・。もっと堅実な職を選べよと渋い顔をしてしまうのもわかります。(私もきっと渋い顔するでしょう)

けれど、お金を稼ぐこと自体は悪いことではないと思っています。

お金を稼ぐことで、自分のやれることが格段に増えるからです。

学校でも金融教育をすることになっています。

お金の付き合い方とキャリア教育は切っても切り離せないことです。

現状のキャリア教育はお金のことは切り分けて考えることが多いですが、自分は合わせてやるべきだと考えています。

そこで、「ジェイソン流お金の稼ぎ方」という本を読んで、いいヒントが得られました。

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今日はこの考えをシェアします。

今から紹介する考えを使って、職業を考えさせると、とても面白いんじゃないかなと思います。

稼げる仕事を、3つの要素で判断しよう

自分のなりたい仕事は、この3つの要素がどれくらいの割合で含まれているかを考えてみましょう

  • 好きなこと
  • できること
  • 世の中で必要とされていること

好きなこと、できることで仕事を選ぶことは大事です。

自分が「好きなこと」や「できること」を仕事にすることは、仕事を続けていく、始めるという段階でハードルは低くなります。

ただ、それだけでは、お金にはならないことはみんなピンとくるはずです。

「世の中で必要とされること」つまり「ニーズ」がない限りお金にならないのです。

例えば、イラストレーターや漫画家を例に考えてみるとわかりやすいです。

絵を描くのが好き!イラストレーターになりたい!とイラスト系の専門学校に進む子がいたとします。

その好き!という気もちだけでイラストレーターになれる人はどれだけいるでしょうか。

イラストレーターや漫画家として稼いでいる人は、絵は好きだけでやってはいけません。

絵を上手くなるための努力は誰よりもしているでしょう。

さらに世の中のニーズを調べて、みんなが欲しい・見たい・買いたいと思うようなイラストや漫画を描いている。

だから、売れっ子になるわけです。

逆を言えば、好きでなくても、絵を描く力と、みんなが欲しいというイラストを描ければ成功はするとも言えるわけです。

「できること」と「世の中で必要とされていること」をかけ合わせて、一番稼げることはなにかを考えていくのが大事です。

「好きなこと」はその次になってきます。

自分の存在を最大化する方法は「代えのきかない人」になること

さて、先ほどのことから、好きなことだけをやっていてはダメということがわかります。

また、うまく戦略的に自分の力を伸ばしていかないと、稼げる人にはならないということもわかるでしょう。

ジェイソンさん曰く「稼げる人=代えのきかない人 オンリーワンの存在」になるということです。

代えのきかない人になるには、二つの方法があります。

まず1つ目は、一つのことを深めに深めて、10000人の中でトップになる方法です。

誰よりもエクセルを使いこなせる(事務)、誰よりも上手に髪を切れる(美容師)

こういう人は確かに重宝されまし、わかりやすいですね。

ただ、こういう人は、1番でなければ稼げません。

「2番じゃダメなんですか?」というのが昔はやりましたが、1番と2番の知名度は全然違いますし、1番にならなければならないのです。

1番になることは誰もが理解できることだと思います。

もう一つの方法は、2つ・3つの力をそこそこに持っていくという方法です

例えば、野球で昔、川相昌弘という選手がいました。

この人は、守備がめちゃくちゃうまかったです。ピッチャー以外のどのポジションでも守れるという人でした。

ただ、それだけでは、チームとしては必要とされませんでした。

プロ野球だから、やはり打てる選手の方が花があり需要があります。

そこで、川相選手は、バントにこだわりを見せます。犠打職人と呼ばれ、プロ野球記録を持っています。

守備×犠打のプロということで、彼は23年という長い間プロ野球人生を歩めることができたのです。

引退した今でも唯一無二の存在として中日、巨人のコーチをしています。

2つのことが超一流ではなくとも、一流の枠に入れば唯一無二の存在になります。

一般のサラリーマンなら、2つの力が100人のうちの1人の能力まで高められれば、十分稼げる代えのきかない人材になれるのです。

(大谷翔平は、投げても打っても世界一になっているので、さらに破格の年俸になっています。もちろん、どちらの能力も、「必要とされていること」なので、さらに年俸は高いのです)

ただし、いろんなことを人より少しできる器用貧乏タイプは要注意です。

5つ、6つのことを10人のうちの1人の実力になっても、5つのスキルが全て必要とされることはほとんどありません。それなら、2つか3つの力を100人に一人レベルに上げていくほうが重宝されます。

SMAPの歌にもあります。

ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン。

ー世界に一つだけの花

ただ、ビジネスの世界では、もともとオンリーワンにはなれません。

自分で力をつけてオンリーワンになれるよう磨きをかけていきましょう。

自分の得意を見つけるために

とにかくやることが大事だと思っています。

ただ、何が自分に向いているかわかりません。だからこそ、失敗したっていいじゃない、とにかくやってみるのが大切だと思っています。

トライアンドエラーをする中で自分の価値観や目指す姿にピタッと合うものを見つけていく、擦り合わせていくのが大事です。

例えばFacebookも元々は、ハーバード大学限定の交流サイトとして始まりました。

そこから今ではあれだけ大きなSNSになっている。

ちょっとやってみたことを膨らまして、あれだけの企業になるからすごい。

でも、これは、ザッカーバーグがFacebookのサイトを作らなかったら始まりませんでした。

最初の1歩を踏み出す。顧客のニーズに合わせてアップデートしていくことが大事だとわかりますね。

勤務校では「探究の学び」が始まった(帯学習)

私の勤務している学校では、昨年度から、授業時間を5分短くして、そこで生まれた30分を「探究の時間」として活動をしています。

文科省でも、授業時間を短くして、生まれた30分を学校の特色ある活動に当てることを推奨しているようです。

本校では、自分が追究したいテーマを決め、追究を続けるということを始めました。

小・中学校でいう「総合的な学習の時間」、高校の「総合的な探究の時間」はクラス単位で進めて行ったけれど、それをさらに個人単位にしたイメージで始まりました。

一番イメージしてもらいやすいのは、夏休みの自由研究を学校でやる感じです。

例えば、プログラミングをやったり、理科の実験をしたり、生き物や野菜を育てたり・・・。

その中で発見をして、さらに発展させていく。

自分のやりたいことを試す、改善する、そんな学校が実験場になればいいなと思っています。

学校だからこそ、道具も揃っていて、いろいろ試して、自分の「好き」や「あっている」を見つけ出せる場所になるはずです。

友達の様子を見て、自分の思っていなかった「好き」を見つけ出すこともできます。

ゆくゆくは、何かしらのコンテストに応募したり、実際に学会で発表するような発見がでたら嬉しいなと思っています。

実際に小学生で新しい発見を学会で発表したケースもあります。

そんな、自分のオンリーワンを見つけられる学習の時間になればなと思っています。

話がちょっと飛びますが、Yahoo!の会長 川邊健太郎さんも、「子供の頃は釣りが大好きで、その中でいろいろ勉強をしたからこそ今がある。」といっています。

そんな経験を学校で積ませてあげればと思っています。

こちらの番組で思いが出ていたので、ぜひ聞いてみてください。

最後に

最後に、「ジェイソン流 お金の稼ぎ方」の最後に載っていた一説を紹介します。

成功の形にこだわり過ぎない。

恵まれた機会を一つ一つ大事にし、

可能性を否定せずに現状の最善を常に追いかける。

すると意外な展開になる場合もあるが、

最初に思っていたことを超える場合だってある。

そういう人生は最高に楽しい。

ー「ジェイソン流 お金の稼ぎ方」.P191

行動をすることで、自分の思っても見なかった結果がでる。

そんなことがあった時、人生は最高に楽しいです。

誰もが、より良い人生、余裕のある人生を送りたいと思うはずです。

人生の中で「仕事」は大きなウエイトを占めます。

自分が今どうするべきか、その歳その歳で考えを巡らして、挑戦し続けられる人生にしていけたら最高にワクワクすると思いませんか?

スーさん
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参考文献・参考HP

参考文献

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参考HP

Facebook - Wikipedia
小中学校の授業を5分短縮、年間で計85時間を弾力的に運用へ…各学校の裁量で自由に
【読売新聞】 文部科学省は小中学校の授業時間を見直し、学校の裁量を拡大する方向で検討を始める。授業時間を5分短くし、短縮分を各校が自由に使えるようにすることなどを想定している。文科省は次期学習指導要領への反映に向け、今年秋にも中央教
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https://www.mext.go.jp/content/20240222-mxt_sigakugy-000034150_018.pdf

川邊健太郎 - Wikipedia

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