「読書しなきゃと思っているんだけど、眠くなっちゃうんだよね。」
「私、動画の方が好きじゃんね。」こんな声をよく聞きます。
こんな本がベストセラーになりました。
こんな本が出るということは、「本を読みたい、けれど忙しくて読めない」「疲れて読めない」という現代社会の社会人の声が聞こえてくるようです。
ただ本当に本って読まなきゃいけないんでしょうか。
もっと読書は自由すればいいのではないでしょうか?
読書は「〇〇すべき」という思いこみがあるのなら、それはもったいないです。
読書を楽しく行うために心に留めておきたいことを紹介します。
「本を読むことが苦手」は単なる思い込み
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本を読んだことがないという方は、日本ではいないと思います。
なぜなら、小学校・中学校に通って、勉強を必ずしているからです。
そこでは、教科書とノートを開き、(好きか嫌いかは置いておいて)勉強をしたことでしょう。
ただ、勉強で教科書を読んで理解しなさいと言われても、うまく頭に入ってこない。意味がわからず嫌になってしまった。
そんな苦い経験があるから嫌になってしまったのかもしれません。(かくいう私も、高校の数B ベクトルに入ったら挫折。読んでも読んでもベクトルを理解できなかったです)
一方で本を読んで楽しいな、この物語好きだ!と思った経験も誰にでもあるはずです。
本を読むのが苦手だと言っても、それは現時点の本を読むプロセス(過程)が苦手であって、本そのものが苦手というわけではないんじゃないでしょうか?
本が読めないというコンプレックスのようなものが先立って、「読書が嫌になってしまっている」「読書に向いていない」と思ってしまっているのではないのかなと思います。
「消極的読者」から「主体的読者」になれる
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きっとこのブログを読んでくれる方は、先生が多いのかなと思っています。
前章のように読書のことを少なからず悩んでいる人のことを、ここでは「消極的読者」というふうに呼びたいと思います。
「本は読みたい。できれば継続的な読書習慣をつけたい。でも読むと、1、2行で飽きてしまうし、読書をどう始めていいかわからない」
「読みたいけれど、結局どうすればいいかわからない」という状態の人が現実います。
つまり、読書について「ポジティブなイメージはないけれど、ネガティブに思っているわけでもない」という人もいるはず。
今、そんな気持ちでいる人は、これから「主体的読者になれる!」と言いたいです。
読書に限らず、スポーツでも、勉強でも、なんでも同じことが言えると思っています。
つまり「できない」は「できるようになる可能性がある」ということ。
きっと読書が好きになるきっかけがどこかにあるはずです。
完璧な読書を目指す必要はない
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どうしても、読書というと「キャリアアップ」とか、「勉強」なんて思ってしまいがちです。
そしてその結果が「読み逃しがあってはいけない」「全てを理解できなければ意味がない」なんて思ってしまい、余計読書が嫌になってしまっているのではないでしょうか?
もちろん読書をすれば、自分の中の何かが変わります。それは間違いありません。
ただ、それは決して「絶対的な何か」である必要ではないのです。
例えば、こんな格言があります。
Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor, aus den Erfahrungen anderer zu lernen, um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
ーオットー・フォン・ビスマルク(プロイセン・ドイツの宰相)
歴史の本を読んだとしましょう。
内容は膨大なので、全てを覚えることはできません。
けれど、ある場面で、「あ、今の自分の状態ってもしかして、歴史上のこの出来事に似ているんじゃない?解決策は・・。」
なんて振り返ったり、さらに調べてみようとなれば、読書をした意味があるということなのです。
巷には、「速読術」「多読の方法」などという本が溢れています。
きっと、そういうふうになりたい、そんなことができるとかっこいいと思っている人たちが多いのでしょう。
でもそんなことができる人は稀有です。
野球が好きな人はみんなプロ野球選手を目指すわけではないでしょう。
草野球だっていいのです。自分の子どもとキャッチボールできれば満足でもいいのです。
野球の取り組み方と同じように、読書もそれくらい幅があっていいと思います。
自分が心地良いと感じられる「自分の読書」を見つけることで、読書に「主体的」になれるのです。
下手でも構いません。自分の楽しめる「自分の読書」を見つけていきましょう。
結びとして 「自分の読書」を見つける旅に出よう
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- 読みたくてもなかなか読めない
- 何を読んでいいのかわからない
- 読み始めたのに、長続きしない
- どうも集中できない
- 読んだ端から忘れてしまう
- 読むのが遅い
- そんな自分が嫌になる
- だから読書が嫌になる
そんな思いを持っている人は、自分にとって心地よい読書スタイルを身につけていきましょう。
これだったらできる、これが好きという読書スタイルを一緒に見つけていくことで、きっと読書が好きになるはずです。
具体的な方法は、こちらの記事で紹介しています。
ぜひ、皆さんの読書体験が豊かなものになりますように。
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参考文献・参考HP
参考文献
参考HP
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